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レディ・バレンタインの噂

サラの学校に、一人の予言者が現れた。
生徒たちからは、その異様な姿から「魔女」と名付けられた。
予言者は学校長の部屋に通されて間も無く、追い出された。

校外でむせび泣く予言者を見かけたサラは、思わず声を掛けた。
   (世間から爪弾きにされている姿は、まるで未来の自分を見ているようだった。)






中庭の彼 の話を曖昧に聞きながら、小説の次の展開を考えていたら、

「お前、聞いてないだろう」
「えっ?」

バレンタインはハッと我に返った。
中庭の彼 は大げさにため息をついて、バレンタインと向かい合う席に座った。
バレンタインはさりげなくノートを隠すように、守るように腕に抱いた。

「どこから聞いてない?」

紫とも紺とも言えそうな、彼の跳ねっ毛な黒髪が揺れた。
バレンタインの顔を覗き込むように動いたからだった。

きれいな、美人な顔だなぁ。
王子様とはすこし違うけれど、似た雰囲気があった。
サラの恋人はこんな人が良いな、なんて思ってから、ようやく現実に対して思考を巡らせる。
脳の働きは、小説を書くときよりも緩慢だった。

「えっと、……最初から?」

彼は仰け反って、「最悪っ!」とひどく顔をしかめた。
彼の名前は聞いただろうか。
それにどんな用件で自分を探していたのかも、理解していなかった。

「まぁ、お前はこっち側の人間じゃないんだろうけど……もうちょっと興味持てよな」

どういうことだろう。
バレンタインの表情を見た彼は、すこし驚いたように首を傾げた。

「大学には〈指揮科〉で入るんだろ、お前。〈器楽科〉じゃなくてさ。
 放課後に図書館に通い詰めてるのは、そのための勉強だろうって噂。違うの?」







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