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【恋愛SS】 悪戯チョコレート*R要注意

【要注意】ネタ的にR18です!ふざけきった内容です。
    濃厚な性描写はないので安心(あるいは残念?)ですね☆
    下ネタ苦手な方は戻るボタンを!!ホントに気をつけて!!
    これはもう、トップ画面にリンク貼れないwwww



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 ――家に、幼馴染の双子がやってきた。

 その日はちょうど、この双子のためにバレンタイン用のお菓子を作っているところだった。


 両親は共働きのため家には居ない。そのせいで、このバカ双子は好き勝手に部屋を物色し、くつろいでいる。


 私と千昭ちあき(兄)、千紘ちひろ(弟)は幼稚園からの付き合い。
 そして今でも付き合いは続き、腐れ縁なのか同じ大学に通う仲だった。

 ゆえに両親は二人に気を許して、家に入ることは拒まなかった。彼氏が出来ても家には入れない、と父親は言っていたのに、この二人に関しては「いつでもおいで」なんて笑顔で言う。
 その甘やかしのせいで、こいつらは平気でこんなことが出来るのだ。

「てめーら、他人ん家を荒らすんじゃねーよ! 叩き出すぞ!」
「きゃあ、怖ぁ~い」
「やだやだ、最近の子ってみんなこうなのぉ?」

「いや~ん」と二人は息を合わせた。
 声の裏返り用がなんとも気持ち悪い。

 気を取り直してチョコレートを刻み、湯煎(ゆせん)しようとしている時、二人は興味深そうにのぞいてくる。
 千昭は苦々しい顔をして、私を見た。

「みゆゆん、俺ホワイトチョコがよかったなぁ」
「バイト中の名で呼ぶな!」
「猫耳メイドのみゆゆんは本当に可愛いよ」
「黙れヘンタイ」

 他人を冷やかす為ならなんでもするのが、この双子だ。バイト先のメイドカフェにやってきては私を指名しては、ひたすら私をいじめたおして帰っていく。同じバイトの人たちは二人が来るとテンション上がって嬉しそうにしているが、私は何度枕を涙で濡らしたことか……。
 そんなことも知らず、こいつらは――反省の色すら見せない。

「みゆゆん、このチョコは俺と千昭のどっちにあげるやつ?」
「その呼び方やめろ。これはチョコレートパフェ用。待ってる間、お腹空くだろうし」
「マジで!? 気が利く~」

 二人は甘党だから、なんだって喜ぶ。
 それにしても、改めて二人を見ると――似てないな。

 千昭は目端がつり上がって猫みたい。
 前髪も襟足も長くて、V系バンドでよく見る髪形だ。
 肌は白くて、なめらかな鎖骨がちらりと見える。
 身体の線の細さが不安になる。
 飢えてそう……。
 

 千紘は目がクリクリして犬みたい。マッシュショートのヘアスタイル。
 栗色の髪にはパーマがあてられて、子犬……、を連想させる。
 食欲旺盛なため、千昭ほど細くは無い。

 だが、中身だけは完全に一致している。ゆえにかなり厄介。

 千紘がダイニングテーブルに置いてあったバナナを手に取る。

「でも、もうお腹空いた! 食べて良い?」
「……ひとつくらいなら」

 千紘はニコニコとバナナの皮をむき、私の隣へやってくる。

「ちょ、まさか」

 案の定。溶かしていたチョコレートにバナナを突っ込んだ。
 どうしてそう無神経なことができるんだろう。
 呆れかえっている私を置いて、千紘はバナナを咀嚼している。

「クソ猿がっ」
「口汚いぞ」
「誰のせいだ!」

 それまで静かにしていた千昭が、ふっと笑った。
 バナナを手に取りに行って、私の横にやってくる。

「千昭まで……もう好きにしてよ」

 千昭は黙ったまま、ゆっくりとバナナの皮をむいていく。

「けっこう長いね、それに太いし、食べ応えありそうだよね?」
「え、うんまあ。お菓子に使うし使いやすいのを買ったつもり」

 ちらりと私をうかがって、ボールにバナナを入れる。
 ゆっくりと先端でチョコをかき混ぜながら、千昭は突然、私の肩を引き寄せた。

「俺、やっぱりホワイトチョコが良かったなぁ」
「へっ」

 甘い声が耳朶に響いた。

「はい、みゆゆん。あーん」

 チョコレートがバナナを伝って、細い線が出来る。

「や、やだっ……」

 顔が熱くなる。

 逃れた視線の先に、唖然と口を開けたまま固まる千紘がいた。
 助けろよ! と視線だけで訴えても、顔を赤くして目をそらした。

「ただのバナナだろ? なに想像してるの、みゆゆん」
「そ、そんなこと! なにも想像してないから!」

 千昭のピアスが怪しく光る。

 ぴたりと物体が唇について、生ぬるいチョコレートが唇を濡らした。

「うっ……」

 そう、これは食べ物だ!
 ただの食べ物なのだから、食べればいいんだ。

 おずおずと口を開けて、一気に口に含んだ。

「綺麗に舐めとって」

 口の中に押し込められて苦しくなる。
 顔をしかめる私を楽しむ千昭と、助けもせず固まったままがん見してくる千紘。
 千昭の肩を押してもびくともしない。
 苦しさに涙が込み上げてくる。

「最高……」

 恍惚とした千昭の顔に殺意がわいてくる。
 ようやく解放されて、私は大きくむせこんだ。

「あ~、お腹いっぱい!」

 千昭の声が降ってくる。

「最低!」
「可愛かったよ、みゆゆん」
「このヘンタイ! 千紘、あんたなんで助けてくれないのよ!」
「……ご、ごめん……」

 千紘は口を覆って、また目をそらした。
 中身が完全に一致していると思ったら、違うようだ。
 千昭は攻め好き、千紘はへたれだ。

「ホワイトチョコだったら完璧だったのに」
「ふ、ふざけるな!」

 千昭に抱き寄せられて、唇を舐められる。

「甘い……」
「ちょっなにして!」
「次はメイド服でやってもらおうかなぁ」
「食べ物で遊ぶなヘンタイ!」

 千昭は、はたと気付いて真面目な顔をした。

「確かに、食べ物で遊んじゃいけないよな。ごめんね、俺が悪かったよ」

 千昭はにやっと笑った。


「今度は、ホンモ」
「言わせるか!!」


 千昭の顔を殴った瞬間、思い切り後ろの引っ張られる。
 心臓が浮くような感覚がして悲鳴をあげると、千紘に抱きとめられた。
 というか、こいつが引っ張ったようだった。

「千昭ばっかり、ずるい。俺の方が先に好きになったのに」
「はあ!? うっ」

 チョコレートの残りを舐め取られて、そのままキスをされた。

「なんなの、アンタたち!」

 二人は顔を見合わせて、小さくため息をついた。

「本当に気付いてないんだ」
「やっぱり幼馴染程度にしか考えてくれてなかったんだ」
「ずっと守ってたのに」
「少しくらい意識してくれたって良いのに」

 ほぼ同時に喋られて聞き取れないが、二人はまさか。

「ずっと好きだったんだよ」
「えっ」
「メイドカフェに通ってるのも、お前を守るため」
「ええっ」

 まったく気付かなかった。
 だって今までの付き合い方だって、完全に私への嫌がらせだったじゃないか。
 思考停止する私に、二人は手を差し出して言った。

「「で、どっちを取る?」」
「どっちも取るもんか!!」

 最悪なバレンタインデー。
 そして悪夢もまだまだ続きそうだ。
 いつになったらこいつらから解放されるんだろう……。










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やっちゃいけないこと、やった気がする(笑)
バレンタインデーを皮肉りたかっただけなんです!


ありがとうございました & お疲れ様でした

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