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ユーリスの魔法のホウキ☆ (3)

〔PT: ケイト フェティ ユーリス イーシャ〕


ユーリス、ケイト、フェティの順に乗り、実験が始まる。

ユーリスが魔法を発動させ、マジカルステッキが反応した。
すると、ホウキがフワフワと浮き始めた。

生まれたての小鹿が立つ瞬間のような、か弱い力が働いているのが握った柄から感じ取れる。
そんなことは気にせず、ユーリスは笑顔を見せた。

「きゃっ! やったわ! 実験大成功!」

ケイトとフェティはすでに顔を青くして、不安そうに地面を見つめていた。
地面がこんなに恋しく思ったのは人生で初めて。
いや、一生で一度きりだろう。

「ケ、ケイト」

フェティは声を裏返らせて、ケイトを呼ぶ。

「せ、成功するんでしょうね」
「ア、アタシに聞かないでよ」

こそこそと相談しようが、今さら始まったものはしょうがない。
「私ってやっぱり天才かも! きゃっ!」とユーリスがはしゃぐのを横目に、ケイトはイーシャに言葉を残した。

「イーシャ、アタシがもし死んだらチャカにごめんって謝っておいて。
 それからレムオンにも、これから遊んであげられなくなるけど、いつもそばで見守ってあげるからって」
「え、縁起悪いこと言わないでよ」
「死ぬですってぇ!? ふざけないでちょうだい!
 ユーリス!! もし私に怪我の一つでも負わせてみなさい。
 ただじゃおかないんだから、キー!」


フェティの怒りに、ユーリスはやれやれと首を振った。

「あーもう、キーキーうるさい、私は天才なの。さ、行くよ!」

ぐんっと速度を増して上空に上がり、ケイトとフェティは悲鳴を上げた。
ケイトは体を硬直させて、柄にがっしりと足を絡めた。

「ちょっとケイト! 足が邪魔よ!」
「うるさいな! フェティは最後尾だから良いだろ!
 真ん中乗ってみろよ、すっげー怖いから!」

ユーリスはぶつぶつと呟きながら、魔法の力を高めていく。
ケイトはその力が今にも膨れ上がりそうなのを感じ取り、ユーリスに叫んだ。

「ユーリス!? ユーリス!?」
「力を安定させて……前に進むイメージを」
「やばいって、無理だから! やっぱり止めようよ!」

だが、この諫言(かんげん)が仇となる。
ケイトが声を掛けたせいでユーリスの集中力はぷっつりと切れた。

「あ、やば」

急にホウキが前進し、風を切って走り出す。

「「「きゃあああああああああああああ!!」」」

三人の悲鳴がリベルダムの街に響き渡る。






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