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もう一つのメリークリスマス(16)

教壇の前に立つ高木。
その傍らに、美都が立つ。
ギターをケースから取り出している間に、高木は広場にいる人たちへと語りかけた。

「みんな、聞いてほしいことがある」

広場がざわつき、子供たちが教壇の近くへと寄ってくる。

「それなんてやつ~?」

美都はギターを片手で掲げて、子供たちに見せる。
子供たちの注意が美都へと向けられているのを横目に見ながら、高木は声を張った。

「今日は、向こうの世界ではクリスマスっていう特別な日なんだ。まぁ、国によりけりだけど。
 それで今日は、みんなにクリスマスプレゼントがあるんだ。
 俺がこの国できることなんて、ほとんど何も無い。
 でも、何かしたいんだ。
 王子って称号をお飾りにしたくない……だから。
 だから夢も希望もない今、たった一瞬だけど、辛い気持を忘れる手助けをしたい」

美都はストラップを肩にかけて、ベイスが用意してくれたイスに腰掛けギターを抱える。
何フレーズか弾き、四カウントをとるためにボディを叩く。

イントロが流れる。

高木は苦笑しながらも、続けた。

「これから二人で歌うよ。俺下手かもしんないけど!
 ちょっとは楽しむフリしてくれよな。王子様を可哀想にしないでくれよ」

クスクスと笑いが起こり、子供たちからはキャッキャと騒がれる。
片手を上げて挨拶をしめて、イスに座る高木。

美都と高木は眼を合わせる。
微笑みながら、すっと息を吸い、二人の声が重なった。





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