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もう一つのメリークリスマス (9)

ぎゅっと目をつむってギターケースを抱きしめた。
怖い、と思っているうちに世界が変わったのを肌で感じた。

乾いた風に焦げ臭さが混じっている。
吹き付けた冷たい風、肌を打つ砂埃。
「目を開けていいよ」と高木に促されて、美都はゆっくりと目を開けた。

枯れて朽ちた並木道。硬い赤土の地面には窪みが見られ、黒く焦げた跡も見受けられた。
崩壊しかけた町。
立ち並ぶ家々は、テレビでよく見るヨーロッパの建築技術と似ていた。

「まるで……」

その先は言わなかった。いや、言えなかった。
口にすることも憚られるようなことだった。

「行こう。ぐずぐずしていたら盗賊や暴漢に狙われる」

肩を抱かれたまま、急ぎ足でどこかへ向かう。
高木に付いて行くのがやっとだ。向かう場所も分からないため、足は度々もつれる。
閑散とした道を抜けて見えてきたのは、白く大きな豪邸だった。

「そっちの世界で言う教会。今は、町民の避難場所になってる」
「避難……それじゃあ、やっぱり」
「聡いね。そうだよ。先代の王が崩御して約五年、後継者争いでずっと」

ずっと、の後はやはり続かなかった。
鉄格子の扉を備えた門に着くと甲冑を着た見張りの兵が、高木に敬礼した。
高木は片手で応え、美都を伴ってさらに奥へと進む。







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