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すっごくRPG!!

二次創作小説・オリジナル小説を掲載しております。

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芳しさのなかで…①

空中庭園に立ち、吹き付ける風に髪があおられながら。

ティアナ:第四回ティアナの会、は~じま~るよぉ!!

ケイト :うん。分かったから、王女って自覚持とう。




ごきげんよう。ティアナでございます。
本日は貴族のご令嬢たちと焼き菓子を作ろうと思います。
もちろん、ケイト様もご一緒です。
そして、なぜだか母とレムオン様もいらっしゃって……。

エリス :ティアナの作った物を食べられる日が来るとはな。
レムオン:エリス王妃は料理が上手いと聞きました。
     やはりティアナ王女も素晴らしい物を作ってくれるのでしょうな。
エリス :ふっ、どうだかな。あの子は、料理をしたことがないから。


どうやら私が作った焼き菓子を食べる気、満々なようです。
精一杯作らねば、と意気込んだところでケイト様のことが心配になってきました。
冒険者とノーブル伯のお仕事で、料理を作る暇などないでしょうに。
他の令嬢たちに冷やかされないと良いのですが。

ティアナ:ケイト様は、お料理出来ますの?
ケイト :それなりに出来ますよ。弟の面倒を見なきゃいけなかったし。

そこで、母が「うん?」と首を傾げました。

エリス :レムオン殿、そなたにはまだ隠し事があるようだな。
     確かレムオン殿には弟のエスト殿しかおられないはず。
     ノーブル伯にとっては兄になるのでは?

レムオン様は短く息をつき、ケイト様は首をすくめました。

ケイト :いえ、お、おぉ……とうと分、みたいな奴が? おりまして。
エリス :弟分?
ケイト :ノーブル伯の仕事をしていると、どうしても地域住民と触れ合う機会がありますから。
     その時に懐いてきた子供が……。

母はふっと笑って、目を細めました。

エリス :そうか。ノーブル伯は慕われているというわけか。
ティアナ:お母様! お話はそこまでにしてくださいな。お料理を始められません。
エリス :そうであったな。励めよ。


料理長に教わりながら、焼き菓子を作り始めました。
集まった中では、ケイト様が一番手際が良く、料理長に褒められていらっしゃいました。
羨ましくて、少しだけ不機嫌が顔に出てしまいました。
それをケイト様に見抜かれて、笑われてしまいました。

ケイト :気にしなくていいよ。
ティアナ:べ、別に……。
ケイト :慣れてない方が可愛いよ。
ティアナ:料理は可愛いか、可愛くないかの問題じゃありません!
ケイト :でも、可愛い子が、可愛い顔して、一生懸命作ってくれるほうが嬉しいよ。
ティアナ:もう、ケイト様はいつもそう…。

ケイト様はケラケラと笑って、自分の作業に戻りました。
ケイト様の口説き癖はいつも性質が悪くて、女同士なのにドキドキしてしまうのです。

料理長 :えっ、ノーブル伯、それは――。
ケイト :良いのよ、料理長。愛するお兄様のためですもの。
料理長 :いや、ですが。
ケイト :美味しくな~れ、美味しくな~れ。

料理長とケイト様が楽しそうに話し合っておりました。


芳しさのなかで…②

ありがとうございました&お疲れ様でした
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