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二次創作小説・オリジナル小説を掲載しております。

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もう一つのメリークリスマス (4)

二人で電車に乗り込む。人でごった返した車内で、高木はそれとなく美都が立つスペースを確保してくれる。
つり革がある場所に行けなかったのが悔やまれる。
電車が揺れるたびに、よたよたと足元がふらつく。

「……掴んでていいよ」
「え? あの」

電車の騒音と、周囲の人の会話で聞き取れない。
耳を寄せると高木の声が、耳朶に低く響いた。

「俺の腕、掴んでていいよ」

アナウンスが入り、間も無くカーブに差し掛かる。
美都はぐらりと揺れて高木の腕に収まった。
高木のコートから、ふわりと香水が薫った。

「す、すみませ――」
「そのままで」
「いや、あの。いいです、大丈夫です」
「迷惑?」

ハキハキと喋る高木が、急に弱々しくなる。
真意を図ろうと顔を見上げると、高木の甘いマスクが迎えてくれる。
やっぱり良い男だな、と惚けていると、高木の方が意図を履き違えた。
肩に手を回されてしまう。
こうなってしまっては、真っ向から拒否すると傷つけてしまう恐れがある。
仕方ない、と美都は力を抜いた。

「先輩、良い匂いしますね」
「そう?」
「彼女さんからもらったんですか」
「やだな。俺が彼女いないって知ってるくせに」

遠まわしに距離を置きにいったつもりが、簡単にあしらわれる。
実に難儀な男だ。曲者だ。

このままじゃ、好きになってしまいそう。





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ありがとうございました & お疲れ様でした 


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*Comment

No title 

最初から読み始めました。
おおお。いい雰囲気ですね♪
いいなあ♪
今後の展開が楽しみです。
  • posted by Sha-La 
  • URL 
  • 2013.06/08 18:50分 
  • [Edit]

Re: Sha-La さんへ 

こんばんは^^
訪問、そしてコメントありがとうございます。

短い話なので深く掘り下げていませんが、
さらっと読んで楽しんで頂ければと思います!

追記:
コメントが反映されなかったのでしょうか。
連投されていらっしゃったようなので、
こちらの判断で最新のコメントのみ反映させて頂きました。
ご了承ください><
  • posted by デジャヴ 
  • URL 
  • 2013.06/08 20:21分 
  • [Edit]

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