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すっごくRPG!!

二次創作小説・オリジナル小説を掲載しております。

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もう一つのメリークリスマス (1)

親の反対を押し切っての上京後むかえた、初めてのクリスマス。
ネオン輝く夜の都会。
落ちてくる雪に感動したが、雨混じりのべちゃっとした雪に気分は落ち込む。
お気に入りのブランドバッグに水滴が残り、慌てて払いのけた。
うっとうしい雪を降らせる空を睨み上げていると、背中の向こうで解散の声がかかった。


「それじゃあ、お疲れ様でした」
「二次会行くやつ、こっちに集まって~」


仕事仲間との打ち上げが終わり、浅野 美都あさの みと は二次会に参加しようか迷っていた。
彼氏がいない自分には、同じ傷をなめあう仲間が必要だった。
高校生の頃、「二十三」という歳は「大人の恋」を楽しみ
充実した生活を送るものだと思っていたのだが――――現実は違った。


「美都ちゃんはどうする?」


使い古された呼称。
男性に使われると妙にくすぐったい。

先輩社員に訊かれて、思い悩んだあげく美都は首を横に振った。
なんだか今日は気分が乗らない。
恋人がいないという現実は見たくなかったけれど、どうにも心が晴れない。


「すみません。ちょっと疲れちゃったみたいで。今日はここで抜けます」
「そっか。でも、寂しいな」
「高木さんは参加するんですよね」
「俺? どうしようか迷ってたんだけどね、美都ちゃんが行かないなら俺もやめようかな」
「なんですかそれ」


思わず笑ってしまった。
決めかねていたところを美都の言葉に便乗したのだろう。

高木が抜けると言うと、女性社員は一斉に顔を曇らせた。
何人かは高木を狙っていると察していた美都は苦笑せずにはいられなかった。



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ありがとうございました & お疲れ様でした 


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