FC2ブログ

すっごくRPG!!

二次創作小説・オリジナル小説を掲載しております。

Category [【完】Andante ] 記事一覧

『Andante』 目次

 完結済 全51回ジャンル:ファンタジー + 青春 + 恋愛指揮者の家系に生まれ、音楽学校に通うバレンタイン・ヴァスタ。指揮者かヴァイオリニストか、と決められた将来。しかし、彼女は小説家になりたいという夢を秘めていた。思春期の葛藤と、成長を描く青春ストーリー。第1話 レディ・バレンタインの秘密第2話 レディ・バレンタインの恋人第3話 レディ・バレンタインのノート第4話 レディ・バレンタインの杞憂第...

レディ・バレンタインのその先へ…

――……こうして、サラはヴァイオリンを置くことになった。しかし、彼女は誰も知らないところで決意していた。どれほど時間が掛かろうとも、いつか必ずヴァイオリンをこの手に持つと。プロになれなくたって良い。ただ、ひたすらに音楽と共にあろうと思った。サラは歩き出す。ゆっくりと、夢見る世界へ近づくために。読了後の、このぼうっとした感覚はいつぶりだろう。書き並べられた文章を愛しく思い、指先で撫でる。急に、ノックも無...

レディ・バレンタインとエルバ・ローウェン

バレンタインが窓を開けるなり、エルバは顔をしかめて図書館の奥を眺めた。「さっき、いけ好かない奴が居た気がするんだけど」「も、もう居ないよ」「もうってことは居たんだな」誰、と詳しく言わなくてもエルバは理解したようだった。いかなるときでも目の敵なのだろう。エルバは、バレンタインの顔が赤いことに気付き、眉を寄せた。「また手ぇ出されたのか」「ち、違うよ!」「お前がはっきりさせないからだろ」大きな手が伸びて...

レディ・バレンタインの唯一の人

バレンタインは大きく息を吸って、ゆっくりと長く吐き出した。ドキン、ドキンと早くも心臓が高鳴っている。震える指先で扉を開けた。ガラガラガラ……。音が響いて、余計に緊張した。司書がにこっと笑って「久しぶり」と言った。バレンタインは会釈をして、顔を強張らせながら奥へ進んだ。どうか、エルバとラウルが鉢合わせていませんように。強く願った効果かどうかは分からないが。「来てくれたんだ。ちょっと予想外、かな」優しい...

レディ・バレンタインと優しい魔法使い

「ねぇ、この曲……こんなに迫力あったっけ」女子生徒は隣の男子に問いかけた。バレンタインをいつもライバル視していた彼は、目を細めてバレンタインを見つめていた。「違う。肌に直接触れるほどの近さで聴いたことが無かったからだ」有名で演奏の難しい曲ならオーケストラでいくつも聴いてきた。だが、初心者向けとされる四重奏を学生が目を向けるはずも無く、楽譜だけ知っている程度だった。ククリ集と聞いて侮っていた。偉大なる...

左サイドMenu

カウンター

ブログランキング

にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説へ  

FC2Blog Ranking

ワンクリックで応援お願いします!

最新記事

プロフィール

デジャヴ

Author:デジャヴ


二次創作小説・オリジナルファンタジー小説を書いています。訪問して下さった皆様に少しでも楽しんでいただけると幸いです。

恋愛小説サイト『恋砂糖*ひと匙』も運営中


【補足と注意】

・過度な性描写・暴力シーンはありません。

・原作キャラでの同性愛は一切書きません。

・コメント、感想はありがたく頂戴いたします。誹謗中傷やマナーのないコメントは受け付けません。

・当ブログを利用するにあたり、一切の責任は負いかねます。あらかじめご了承ください。

・小説、イラストともに転載・複写×
著作権は放棄しておりません!

以上の点をご理解いただけますことを心よりお願い申し上げます。まだまだ不慣れですが、温かく見守っていただけると幸いです。

右サイドメニュー